DIAN家族会議2017 in London

2017年7月15日(土)にロンドンで、DIAN家族会議が開催されました。米国ワシントン大学のDIAN調整センターが管轄するグローバルな家族会議で、その年のAAIC(Alzheimer's Association International Conference)に合わせて開催されています。日本でも本年4月にDIAN-Japanの家族会議を開催したところですが、今回この会議に参加する機会を得、ロンドンに行って参りました。

家族会議はロンドンのユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(University College London)で行われました。午前8:30から始まり午前の部は13:00まで、昼食を挟んで午後の部へと続きました。昼食後、私は別の会議に移動したので聞くことはできませんでしたが、午後は小グループでのディスカッションがあったようです。DIAN研究についての注目すべきことや最新情報などが報告され、さらに介入研究の概要なども紹介されました。研究参加者本人や家族の方からのご発表もありました。また演者数名が壇上に上がりディスカッションをする時間も設けられました。最近のトピックである「研究の結果を公表することにより被験者が自分の遺伝性を知るリスク」についても議論されていました。

議事進行役のワシントン大学のEric McDadeより参加者に対し、国ごとに挙手が求められ、家族の方々が世界各国から参加されていることが分かりました。ご家族の方々は大きな声援をあげながら参加していることをアピールされていました。私自身非常に驚いたことがこの点でしたが、日本で実施した家族会議と大きく異なっていて、参加者が拍手や発言など非常に積極的でした。家族会議では、演者の発表が終わるごとに盛大な拍手がおこり、最後の家族の方の発表が終わった時には、スタンディングオベージョンまで起こりました。未来に向けて、次の世代に向けて家族性のアルツハイマー病に対する治療法開発を期待していること、自分たちの生活が広く理解されていってほしいことなど多くの強い想いが、私たちスタッフにも伝わってきました。

貴重な会議に参加できましたこと、感謝申し上げます。今後も精力的にDIAN研究に取り組んでまいりたいと思います。

平成29年8月
藤井 比佐子(文責)

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