グローバルDIAN家族会議2018

2018年7月19日(木)〜20日(金)に米国シカゴにてグローバルDIAD Family Conference(家族会議)2018が開催されました。

家族会議会場付近に、グローバル会議らしく各国のDIAN研究者の写真集のような展示があり、日本のDIAN-J研究メンバーとワシントン大学DIAN研究メンバーの交流風景(写真1)を含む各国研究者の紹介写真があり、世界規模で取り組んでいる様子が分かりやすく示されていました。この会議のテーマは、「対抗から希望へ」です。

写真1:DIAN-JおよびワシントンDIAN研究者交流(京都)
DIAN-J研究を日本で立ち上げるに辺り、日米合同国際シンポジウムを京都プリンスホテルにて実施した。

グローバルDIAN研究に参加するためには、中央監督機関である米国ワシントン大学による参加施設と研究参加医療関係者の承認が必要となります。まず、大阪市立大学のサイトビジットが実施されました。大阪市立大学に続き、後日弘前大学、東京大学、新潟大学のサイトとしての検証のために各施設で視察されています。臨床環境だけでは無く、研究従事者の各種トレーニングと承認も必要となっています。医師以外にもCRC,心理士、技師等までワシントンの確認と承認が必要となっております。実施プロトコルも米国と完全に同一で有り、その結果、研究によって得られた臨床、脳画像、生化学データは、そのままグローバルデータとして登録されます。DIAN研究では、日本でclinical delayが全くありません。いつも米国と一緒に歩んでいるのが特徴です。

DIAN家族会議は、AAIC学会会場とは別の会議場(写真2)で開催されました。参加者は、DIAD家族が170名であり、DIAN研究の医療関係者の143名を盛会でスタートしました(写真3)。DIAN研究だけではなく、アルツハイマー病の病態解明、新薬治験事情など最先端の内容を、分かり易く解説されました。軽食(写真4、5、6)をつまみながら家族からの発表もありました。

写真2:グローバルDIAD家族会議の会場となったマリオットホテル玄関(シカゴ)

写真3:グローバルDIAD家族会議の会場(シカゴ)

写真4:バイキング形式の朝食風景(シカゴ)

写真5:左にドリンク、中央に朝食プレート、右に会議資料が見える

写真6:昼食プレート

日本からもロンドンでの家族会議2017の2人についで、シカゴでの家族会議2018でも3人がワシントン大学研究経費で招待されました。今でもロンドン家族会議2017での日本からの発表の光景が思い出されます。参加されたご本人が、日本語でスマホの情報を読みながら発表され、逐次同行された白戸女史が英語通訳をされました。病気を発症した家族のこと、両親のことなど難しい学術的内容では無く、家族のヒストリーを中心に発表されました。終了後、ほぼ全員の感動を呼び起こし、期せずして自然と拍手とスタンディングオベーションが巻き起こりました。会議に出席した人の話では、会議最高の内容でした。参加して良かったとの声が高く、グローバル家族会議を通じて、世界のDIAD仲間とも親密な関係が築かれたようです。

会議会期中にお誕生日を迎えた参加者家族がおられたので、会議前日のレセプションにミニバースデイパーティを兼ねたサプライズが急遽開かれました(写真7)。風船とドリンク、ケーキだけであるが、参加者の笑顔と気持で暖かい空気に包まれた。

写真7:会議開催中のバースデイパーティを兼ねたレセプション風景
写真許可のある人だけがテーブル周囲に集まりました。本サイトでは、さらに顔をブラインド処理させて頂いています。

家族だけの会議も開催されています(写真8)。そこではDIAD参加者が自由で、リラックスできる雰囲気を尊重して、医療関係者が関与しない会議となっています。

写真8:DIAD家族だけの会議